6月の園だより

　とても暑い日があったり、じめじめした雨の日があったり、梅雨も間近なのかなといった気候が続いています。そんな中、子ども達は、夏野菜の栽培を楽しんでいます。クラスの仲間と植えつけた種や苗に毎日水をやり、日々生長している野菜を見ながら、収穫する時を夢見ているようです。収穫しやすい野菜もあれば、年長になると少し変わった野菜を育てています。そして、収穫された野菜を使ったクッキング保育も楽しみにしています。

　4月に入園した子ども達も、もうすっかり幼稚園に慣れたようです。お母さんの事を思い出して泣いている子どもは、ほとんど見られなくなりました。朝の体操の際には、園庭に並ぶことが出来て、私（中村）や副園長や教務主任のお話しを静かに聴くことも出来るようになりました。子ども達は、驚くほどのスピードで成長しています。6月の父親参観や7月の保育参観を、楽しみにしていて下さいね。

　さて、今年の遠足は、年少組はこれからですが、年中・年長組は、無事に行くことが出来ました。保護者の方の手作りお弁当を、うれしそうに我々教員に見せに来る子もいました。びっくりするような「キャラ弁」を持ってきた子もいたようです。帰りのバスの中は、年長・年中組ともに、ほとんどの子が熟睡で、幼稚園に着いても起きてくれない子もいました。思う存分遊ぶことの出来た遠足だったようです。年少組は、5月31日（火）、こどもの国へ親子遠足です。た～～くさん楽しんできましょうね。

　さて、6月に入りますと、家庭訪問期間になります。先日、家庭訪問の意義を質問されました。確かに、家庭訪問を廃止する幼稚園や学校が増加していることは承知しています。しかし、復活しているところもあるようです。当園では開園当時から家庭訪問の重要性を感じ実施してきました。最近は社会全体の電子化が進んで、人と人との関係が希薄になってきて、特にその重要性を強く感じます。子ども達にとって幼稚園の先生とは、いつも幼稚園でエプロンを着けて一緒に楽しいことをしてくれて、でも、ときどき叱られる存在です。しかし、その日だけは、少しだけおしゃれをして、自分の家に来てくれることは、子どもにとってはとてもうれしいことなんです。この日を境に担任に対して親近感を抱く子どもも多くいます。また、クラス担任として、子どもの生活環境を確認しておくことは、子どもを教育していく上でとても大切です。10～15分の短い時間ですが、ご家庭でのお子様の様子などをお話下さい。玄関先で結構です。また、ご心配なことやご不安に思っていることなど、この時間だけでは足りないという方は、後日電話や来園して頂いて、直接担任とお話していただいても構いません。各クラスの担任も、期間内にすべての家庭を訪問できるよう、地域を区切ってスケジュールを組んでいますので、ご協力よろしくお願い致します。保育時間が、1時間短縮になりますので、バス停や幼稚園へのお迎えの時間などはご注意くださいね。

　これから、だんだん行事が増えてきます。子ども達と一緒になって、保護者の皆さんも幼稚園生活を楽しみましょう。