7月の園だより

　ただ今梅雨のまっただ中。湿った空気とどんよりした空に気分も湿りがちになります。レインコートを着て傘をさして、親にとっても子どもにとっても大変です。しかし少しでも晴れ間があると子ども達は園庭に飛び出して、溜まっていたエネルギーを思い切り発散しています。中には水たまりでの遊びが大好きな子どもがいて、制服を汚しながら遊んでいます。母親としては“洗濯が思いやられる”“この時期はなかなか乾かないのよね！”“汚さないで～”と言いたくなりますね。しかし逆に“こんなに汚すくらい遊んできたのね！”とおおらかな気持ちで見て頂ければ嬉しく思います。衣服を汚して遊ぶ事ってこの時期にしか出来ないことなんです。小学校に行ったら、泥んこ遊びなどは出来ません。子ども達の砂遊びや水遊びを見ていると、そこには社会性や生活観・役割分担等が自然に成り立っていて、それがしばらくすると交代したりするところが、とてもおもしろいところです。幼児期の子どもは遊びの中からその子どもなりの科学的な発見があったり、また好奇心や探求心、創造力の小さな芽を育てたりしていくものです。ちなみに私（中村）も小さな頃、水遊びが大好きで色々なものに水を入れて遊んでいました。今、思い出すととんでもない｢実験｣をやって、母親に何度も叱られたのを思い出します。でも次の日には、懲りずに「実験」をやっていました(笑)。何より“砂遊び”や“水遊び”は心が安定します。この年齢でしか出来ない遊びをもっと沢山、子ども達にはして欲しいと思っています。

　さて先日の父親参観はいかがだったでしょうか？？普段は仕事で忙しくされているお父さんが、この日だけは自分の幼稚園に来てくれて、そして自分だけと関わってくれるということで、子ども達もいつも以上にハイテンションになっていたようでした。また今回の参観は“保育参加型”の参観でしたのでお父様も子どもと一緒に楽しんでいるように見えて、とても微笑ましかったです。幼稚園としましては成長著しいこの幼児期の子育てを、是非お父様にも楽しんで頂きたいと思っています。全てお母さま任せではあまりにももったいないです。お父さまも働き盛りでお仕事も大変かと思います。しかしおもしろい時期を逃さないためにも、出来るときには幼稚園の送り迎えや、休日には疲れ果てるまで公園で一緒に遊んだり、幼稚園で子ども達が借りてくる絵本を読み聞かせしてあげたりしてみてはいかがでしょうか？

　お母さまには7月初めに保育参観があります。子ども達の普段の生活がよくわかるような保育を考えています。どうぞ楽しみにいらして下さい。先日の父親参観に出席出来なかったお父さまは、この機会にお出かけ下さい。その際には事前に連絡ノートでお知らせ下さいね。