なつやすみ号

　梅雨もそろそろ明けるかと思われますが、今年は時々ゲリラ豪雨があったものの、雨量的にはどうだったのでしょうか。水不足などにはならないといいのですが…。

　さて、ワクワクした気持ちとドキドキした気持ちで始まった1学期ですが、本日無事に終了します。新たな出会いと発見が、たくさんあった一学期だったのではないでしょうか。保護者の皆様のご協力に心より感謝いたします。ありがとうございました。そして、明日から、とても長い夏休みが始まります。この長い休み中、1学期に整えた生活リズムを維持することが一番大切です。リズムを崩すのは簡単ですが、元に戻すのはまた一苦労です。2学期に入って、朝起きられなくて、毎日遅刻というようなことがないよう、気をつけましょうね。

　幼稚園の夏休みは、小学校のように宿題はありません。でも、子ども達に、是非やって欲しい事があります。それは、おうちのお手伝いです。子ども達は、お手伝いが大好きです。きっと大人の世界への憧れなのでしょうか。我々教員のお手伝いを率先してやってくれる子もいます。おうちでも何か任せられることを決めてあげて、もし失敗してしまっても、長い目で見守ってあげていただければと思います。

　そしてもう一つ。子ども達は1学期の間、多くの絵本と出会ってきました。夏休みに中断してしまうことは、とてももったいないことです。絵本は、子どもが黙読するものではありません。読み聞かせをしてもらうことにより、子どもの頭の中には絵本の世界が広がり、それが子どもの考える力を育てます。夏休み中も、是非、読み聞かせをしてあげてください。お母さんばかりではなく、お父さんにも読み聞かせを行なってほしいと思います。同じ絵本でも、読み手が違えば子ども達のイメージは違うものになります。私（中村）も、小さな頃に親に読んでもらった絵本は、今でも大好きな絵本になっています。親子関係の絆をより太くすることにも繋がります。そして、将来の読書への興味も育てます。「読み聞かせ」と「読書」。「読んでもらう」と「自ら読む」。一見違うもののように見えますが、実は大きな関連があるのです。

　夏休み中に大きな行事が二つあります。一つは夕涼み会。近隣のお祭りが減少しているようですが、この日は、幼稚園全体が、夏祭りの会場になります。おめん屋さんや射的など、教員がお店屋さんをやって、本物のお金を使ってお買い物ができます。また、今年もパパの会の皆さんがお店を出してくださいます。楽しみにして下さいね。そして、年長組は、お泊り保育があります。子ども達は、1学期のゴールデンウィーク前後から、一緒に行動するグループを決めて、その、グループ活動を通してグループの名前を決めたり、Tシャツの自分の似顔絵を描いたり、グループ内の諸々の係りを決めたり、それぞれお泊り保育への気持ちを盛り上げてきました。大人が考えるとたかが一泊二日ですが、子どもにとってはされど一泊二日です。必ず、行く時と帰ってきた時の子ども達の顔つき（表情）が、まったく違っています。一段と大人の顔になって帰ってきますので、楽しみにしていてください。ただ、お泊り保育は、1学期に行なったグループ活動から一泊二日の当日までの全体が、お泊り保育の活動です。もし、当日にお休みをしてしまっても、お泊り保育の活動は、十分に経験しています。当日、体調不良等の場合は、無理をして参加させることのないようお願いいたします。体調が悪化して、子ども達にとって辛い思い出になってしまっては、あまりにもかわいそうです。

　2学期になると、運動会に関する活動が多くなります。9月1日には、また元気な子ども達に会うことを楽しみにしています。有意義な夏休みをお過ごし下さい。