12月の園だより

　今年のカレンダーも残り1枚となりました。札幌では、この時期としては数十年ぶりの大雪が降ったとか。このような話を聞くと、一段と寒さを感じます。とうとう冬本番に突入です。しかし、子ども達は、体調の悪い子を除いて、園庭で元気に走り回っています。やはり、「子どもは風の子」です。

　さて、遊戯発表会も目前となりました。発表会に向けた活動の中で、子ども達は本番で使用する衣装を着けると、すっかりそれぞれの役になりきっていて、当日の事を思い浮かべながら活動をしています。劇やお遊戯、合唱や合奏も、それぞれの学年の特徴が出ていて、幼児期の成長の早さを感じます。当日は、舞台の上で踊らない子もいるかと思いますが、その子にしてみれば、衣装を着て舞台に立つこと自体が大変なことなのです。そのことだけでも褒めてあげて頂きたいと思います。子どもは褒めることによって、それが自信となって成長します。また、衣装の作成にご協力いただきました方々、父母の会三役をはじめとした役員の方々には楽屋までの連れ帰りと着替えをお手伝いいただきます。皆さまのお力があってこそ大きな行事が成り立ちます。どうぞよろしくお願いします。

　それから、発表会の前にはお餅つきがあります。父母の会三役さんを中心に、着々と準備を進めていただいています。私（中村）が小さな頃は、餅つきというと年末の一大行事で、宮崎台幼稚園の園庭にある胸像になっている祖父を中心に、親戚が一堂に会して正月用のお餅をついて楽しみました。今ではすっかりお餅はスーパーで買うものになってしまいましたね。子ども達には、日本の伝統行事である餅つきを経験して、おいしいお餅を味わって欲しいなと思っています。

　最近、体調を崩してしまって、お休みをする子どもが増えてきています。感染性の胃腸炎や水疱瘡を発症する子も出てきました。インフルエンザの発生はまだのようですが、そろそろ発生する頃かなと思います。幼稚園では、それらの予防のため、様々な対策をしていますが、この度、新たに、次亜塩素水を精製する機械を導入しました。水とお塩だけで精製できる物です。2学期はあと少しで終わりますが、幼稚園ではまだまだ楽しいことがいっぱいあります。子ども達には元気で幼稚園生活を送ってもらいたいと思っています。毎朝の子どもの様子をよく観察して、決して無理に登園させないようお願いします。そして、感染症の予防策の基本は、手洗いとうがいです。各ご家庭でも、欠かさず実施してくださいね。