3月の園だより

　暖かくなったり、寒くなったり、先日は強風が吹いたり、天候が目まぐるしく変化していますが、確実に春は近づいているようで、園庭の木々のつぼみがだんだん大きく膨らんできました。とうとう今回の園だよりが、平成28年度最後の園だよりになりました。一年間は本当に早いものだと感じます。

　年長組は、あと2週間と少しで卒園ですね。2～3年間の園生活の中で、たくさんの友達が出来て、いっぱい遊んだことと思います。幼稚園での生活や、いろいろな友達との関わりの中では、楽しかったことばかりではなく、つらかった事、我慢した事、泣いてしまった事、けんかもしたけれど仲直りも出来るようになった事…。それら一つ一つが、これからの子ども達の成長のための栄養になって、心身ともに大きくなっていくのかなと思います。先日、近隣の2つの小学校と年長組の交流会がありました。中には不安な表情を浮かべる子もいましたが、みんなニコニコ笑顔で、小学生のお兄さんお姉さんの話をしっかりと聴いていました。すべての卒園生がその2つの小学校に進学するわけではありませんが、近隣の小学校との交流をしていくことで、少しでもスムーズに小学校生活に移って欲しいと願っています。子ども達だけではなく、お父さんお母さん達も、パパ友やママ友がたくさん出来たのではないでしょうか。卒園してからも、そのネットワークは大切にしていただき、子ども達を見守っていって欲しいなと思っています。そして、「幼稚園は卒園したらもうさようなら…」では寂しすぎます。子どもも、お父さんも、お母さんも、是非、卒園してからも幼稚園に遊びに来てください。相談事なども、いつでもお受けしますよ。幼稚園は、いつまでも皆さんの味方であり続けたいと思っています。

　年中・年少組は、それぞれ4月から一つずつ進級します。「年長組がいなくなるのは寂しいけど、4月からの幼稚園は、僕たち、私たちに任せておいて！」と心の中に秘めているようです。子ども達の中にも、少しずつ進級の自覚が芽生えているように思いました。きっと４月から入園する新しいお友達にも、優しく接してくれるものと期待しています。

　さて、大きな行事は、あと保育参観、父母の会総会、卒園式、終業式を残すばかりとなりました。一年間を通じて、ご父母の皆様には様々なご協力をいただきました。心より感謝いたします。ありがとうございました。

　また4月には新入園児達が沢山入園してきます。幼稚園とご父母が一体となって協力体制を築いてこそ、子どもにとってより良い幼児教育環境が築けると考えています。来年度も、子ども達の歓喜の声と笑顔溢れる幼稚園にしていきたいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。