5月の園だより

　入園式の頃は満開だった八重桜も、すっかり葉桜となりました。枯れ木のように寂しかったイチョウの木も、青々と葉っぱが茂っています。この陽気に誘われて、様々な虫たちも活動を始めたようです。子ども達は地面とにらめっこしているかのように、一生懸命ダンゴムシを探しています。捕まえたときにコロンと丸まるあの姿が子ども達にとってはとても魅力的なようで、園庭で見つけることのできる虫の1番人気は、毎年ダンゴムシのようです。

　さて、早いもので入園、進級から1ヶ月が過ぎようとしています。4月当初は保育室に入るのが嫌で、廊下などで泣いていた子ども達も、徐々に自分のクラスで過ごすようになってきました。入園式直後には年長組のお兄さん、お姉さんに手を引いてもらい、自分の靴を入れる場所を教えてもらっていた年少組さんも、「私の靴はここに入れるの！もう覚えたよ！」と言わんばかりに、逆に年長組さんの手を引いて自分の靴箱に案内する姿を見かけました。慣れない環境に戸惑っていた子ども達でしたが、徐々に幼稚園生活のリズムをつかみ始めているようです。園庭での自由遊びも始まり、すっかり楽しんで遊んでいる子、まだまだ緊張している子と様々です。それぞれの個性もありますので、ありのままの姿を認め、集団生活の中で頑張っているお子さんをぜひ褒めてあげて欲しいと思います。また、新生活の疲れも出てくる頃ですので、夜の8時にはお布団に入るようにしましょうね。

　5月には菜園での栽培活動も始まります。それぞれのクラスや学年で育てる野菜は異なりますが、自分たちで苗を植え、水をあげて育てることで収穫がより一層楽しみになるようです。スーパーではパックなどに入って販売されている野菜が、どのようにして育つのか、茎がどんどん伸びて、葉っぱの数も増えて、花が咲いて実がなって…という過程を見ることで、苦手だった野菜をおいしく食べられるのでしょう。それぞれクラスでの栽培活動は、クラスだよりでお知らせしていきますので楽しみにしていてくださいね。

　ゴールデンウイークの翌週には遠足が始まります。年中組、年長組は園バスでそれぞれ野毛山動物園、ズーラシアへ、年少組は親子でこどもの国へ行きます。お天気に左右される行事ですので、是非ご家庭でも親子で一緒にてるてる坊主を作って、良い天気になるようお願いしてみてくださいね。遠足に合わせて、給食試食会も行われます。保護者の皆さんにとっては普段食べる機会の無い給食です。是非ご都合をつけて、ご参加ください。お待ちしています。