3月の園だより

　立春を過ぎ、春を感じられる日も多くなってきました。職員室前の避難用滑り台下の花壇には、地域の方から球根で頂いた水仙が満開を迎えています。

　新型コロナウイルスの感染拡大が連日報道され、不安に感じられている方も多いことと思います。現在園でも導入しているオゾンによる空間殺菌は、インフルエンザウイルス・ノロウイルスに限らず様々なウイルスに効果があるようです。新型コロナウイルスにどの程度効果があるかについては、現在確認中とのことですが、新型コロナウイルスのＤＮＡ型がＳＡＲＳなどのコロナウイルスのＤＮＡ型に近いことから殺菌効果は十分に見込めるとの回答を得ています。引き続き手洗いうがいの励行とあわせ活用していきたいと思います。

　先日廊下ですれ違った年長組の女の子に「園長先生なんでマスクしてるの？風邪？」と聞かれたので、「花粉症だからだよ」と答えると、「園長先生、風邪ひいても幼稚園休めないもんね」と言われました。その子が私の仕事についてどの程度知っているかはわかりませんが、心配してくれる優しさに嬉しくなったと同時に、仕事を休めないという考えに至ったことにびっくりしました。年少組の頃には、幼稚園の先生は園に住んでいると思う子どもが多かったことを思うと、身体も心もすっかり成長したんだなと改めて感じさせられます。その女の子と風邪をひいても幼稚園を休めないといったことを今まで話したことは無いはずですので、家庭での会話など周りの色々な情報を理解・吸収し、さらに言葉として発することが出来るようになったことに本当に驚かされます。子どもは親の背中を見て育つといいますが、きっとご家庭での保護者の方の取り組みや姿勢を感じ取っているのでしょう。

　最後になりましたが、父母の会三役・クラス役員・クラスサポーターやパパの会の皆さんをはじめ、保護者の皆様のご理解・ご協力を頂き、令和元年度も大きなトラブルもなく終えることが出来そうです。ありがとうございました。今年度も残すところあと僅か。「クラスで最後の〇〇」や「幼稚園生活最後の〇〇」といった活動が増え、別れの寂しさや新しい学年への期待など様々な思いが子ども達の胸に到来しているようです。子ども達の気持ちを受け止め、卒園式や終業式まで目いっぱい楽しんで活動出来るようにしていきたいと思います。