12月の園だより

　朝晩の冷え込みや日が暮れる早さからも季節の移ろいを感じますね。園庭のイチョウも少しずつ紅葉が始まり、自由遊びで使ったイチョウの葉を保育室に持ち帰ろうとしたのか、葉が廊下に落ちていることも増えてきました。

　先日の朝、正門で登園してくる方たちに挨拶をしていると、園庭から1枚の葉っぱを持った子が『園庭に落ちていたけどこれは何の葉っぱ？』と聞いてきました。すぐにはわからず、『何の葉っぱだろうね？後で園庭を調べてみようか？』と話していると、ちょうどバスで登園してきた子どもにその話が聞こえていたようで、『ぶどうの葉っぱだよ』と教えてくれました。確かに園庭のお城の所にはぶどうが生えていて、葉っぱの形を見比べてもぶどうの葉でした。園庭のぶどうは藤棚のような場所に生えていて、普段から意識しないと気が付きにくい場所にありますので、『よく知っていたね』と言うと『いつもお城で遊ぶ時に見てるからね』とのことでした。園庭に落ちていた葉について何の植物か疑問に思ったり、紅葉をキレイや不思議と感じられる気持ちはとても素敵なことですね。これからもその気持ちを大事にしていって欲しいと思います。

　さて、来週はいよいよ発表会本番です。楽器の音色や、お遊戯の音楽など、園内は一段と賑やかです。運動は少し苦手でも歌やお遊戯など表現することが好き・得意な子ども達にとって待ち遠しい行事です。表現することは好きだけど、人前だと照れてしまって…という子もいます。年少組にとっては、大きな舞台でたくさんの観客がいてという経験が初めてという子がほとんどだと思います。当日どんな様子が見られるかわかりませんが、それぞれがその時に出来ることを一生懸命表現しています。どうぞ温かい目で見守り、出演するプログラムが終わりましたら大きな拍手をお願いいたします。

　風邪気味なのでお休みしますという連絡も少しずつ増えてきました。空気が乾燥し、感染症が流行しやすい時期でもありますので、無理をして登園しないようにしてくださいね。