10月の園だより

　今年は秋の長雨が、その文字通りに長く降り続き、晴れ間の出た日が数日間しかありませんでした。もう少しすると、秋本番になりますね。いろいろな活動がやりやすい「秋」です。皆さんはどのような「秋」を楽しむのでしょうか。

　秋季運動会も無事に終えることが出来ました。今年の運動会は、天候に悩まされた運動会でした。夏休み明けから徐々に運動会に向けた活動を始めましたが、雨天が続いて思うような活動がなかなか出来ませんでした。本番も、まず前日準備がほとんど出来ませんでした。そして当日も朝4：00頃から、園長と副園長でネットを駆使して協議を行ない、「これはお昼ごろから絶対に降る！」と判断しました。出来るところまで実施して、降り出したら打ち切り終了ということも出来ましたが、川崎たまがわ幼稚園の運動会で、一番盛り上がるのは、やはり選抜リレーで、それを見ないと運動会が終わった気持ちにもならないということで、思い切って翌日順延といたしました。屋外での活動が少なかったので、園児たちがどこまで出来るか心配したところも多少ありましたが、“かけっこ”“全員リレー”“綱引き”“たま入れ”など、幼いながらも負けると悔しいという気持ちが少しずつ育ってきていて、その悔しい気持ちを前面に表現する子どももいました。年長組になると、クラスの団結力も身に付いてきて、前日までの勝負の結果に一喜一憂するだけでなく、その結果を踏まえての反省会（極秘作戦会議）を繰り返して本番を迎えました。また、“お遊戯”は、3つの学年それぞれの年齢の差がはっきり見ていただけたかと思います。年長になりますと、小学生以上？（小学生ゴメンナサイ！）のお遊戯を見ることができました。今年は、例年とは会場が異なり、前日準備もほとんど出来ず、雨天延期となり、開始時間も1時間遅らせるという、イレギュラーな事ばかりの運動会でしたが、三役をはじめとする父母の会役員さん、パパの会のメンバーの方々、そして保護者の方々のご協力により、無事に終了することが出来ました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

　運動会が終わると、すぐに“さつまいもほり”があり、「実りの秋」「収穫の秋」を味わいます。子ども達は、高津区坂戸にある畑に行って、さつまいもを掘ってきます。さつまいもは、食べるだけではありません。さつまいものつるを丸く編み上げてクリスマスリースを作るクラスがあったり、お芋を使った様々な表現活動が繰り広げられます。3階のクッキングルームでは、連日のように甘～いおいしそうな匂いが漂ってきて、ついついお部屋の中を覗き込んでしまいます。ご家庭でも、子ども達が一生懸命掘って、お父さんお母さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、重いのを必死になって持ち帰ったさつまいもですので、いも掘りの感動が薄まらないうちに、おいしいお料理に変身させてくださいね。幼稚園のクッキング保育を見ていると、さつまいも料理も意外にたくさんあるようです。お子様と一緒にメニューを考えたりクッキングしたりするのも楽しいと思います。

　気温の変化が激しくて、体調を整えるのが大変な時期です。体調管理は、十分に気をつけていただき、皆さんそれぞれの「○○の秋」を楽しみましょう。