2月の園だより

　今年は暖冬というニュースをよく耳にしますが、それでもまだまだ寒い日が続いていますね。風が吹こうものなら、肌が直接風に触れる面積を少しでも減らそうと、コートやマフラーにくるまってしまいます。そんな中でも、子ども達は元気に園庭で遊びまわっています。例年同様、この時期の川崎市の定点当たりの患者報告数１位はインフルエンザとなっていますが、例年より低いレベルで推移しているようです。幼稚園でも大規模な流行はなく、このまま流行期の終わりを迎えることが出来るように努めていきたいと思います。

　先日行われたパパの会主催のお正月遊びですが、雪まじりの中たくさんのご家族が昔遊びを楽しまれたようです。今年度初の試みとして企画されていた綱引きや玉入れは残念ながら天候の関係で中止となってしまいましたが、同じく今年度から始まったバルーンアートはとてもにぎわっていました。私（平岡）も机に置いてあった説明書とにらめっこしながら『くま』作りに挑戦しましたが、なかなか理解出来なかったり、理解出来てもいざ作り始めると、ひねったバルーンがすぐに元に戻ってしまったりと全く上手に出来ませんでした。長い間バルーンと格闘しましたが、一向に完成する気配がありませんでしたので、担当のパパさんに作成をお願いすると、あっという間に完成！作り方を実演しながら教えて頂きましたが、ちょっと私には？？？でした。さすがパパさん達、色々な才能をお持ちですね。おみそれ致します。お昼には温かい豚汁の提供や、獅子舞、ミニコンサートと職員も楽しませて頂きました。パパの会の皆さま、前日準備からありがとうございました！

　２月３日は節分ですね。節分という言葉には季節を分けるという意味があり、暦の上では２月４日が立春、その前の日が冬と春を分ける日なので節分だそうです。節分といえば『鬼』ですね。もともとは見えない悪いものを『鬼』と呼んでいて鬼の姿は決まっておらず、色々なお話を通じて、だんだんと今の『鬼』の姿になったそうです。子ども達にとって『鬼』は怖い存在ですね。鬼や妖怪などの怖い存在は、『あの池に近づくと河童が出る』など、まだまだ判断力が未熟な子ども達が、遊びに夢中になり命を落とすことを防ぐためにも一役かってきました。そういう意味でも子どもにとって怖い存在は必要です。ただし、『〇〇しないと鬼が来る』など、ただ怖がらせるだけではむしろ逆効果です。怖い存在もあるけど絶対に自分を守ってくれる存在を信じることも大切です。それが鬼が来た時に一緒に豆を投げてくれる友だちや守ってくれる担任、家庭でしっかりと抱きしめてくれる保護者です。ご家庭でも豆まきを楽しんだ後は、たくさんの栄養が含まれている大豆を食べ、感染症に負けない体になりましょうね！