2月の園だより

　毎日寒い日が続きますね。背筋がピンと伸びるというより、『寒い寒い』と思わず首をすくめ、背中も丸くなりがちです。1月6日には子ども達も喜ぶ久しぶりの積雪。園舎も園庭も真っ白になり、鉄棒前にはいつの間にか小さな雪だるまが出来上がっていました。翌7日には路面や正門前の階段などの凍結が心配でしたが、予想通りすっかり凍ってしまっていました。正門付近や階段の除雪で出勤してきた時には、正門も凍りついており、解錠しても簡単には扉が開かず、少し力を入れるとバリバリという音とともにやっと開けることが出来ました。その日登園してきたひまわり学級の子ども達は園庭や遊具の雪で雪合戦をしたりと雪遊びを目いっぱい満喫したようです。お昼頃にはほとんど溶けてしまった雪が恋しく、次の降雪を心待ちにしているようでした。

　15日にはパパの会主催のお正月遊びが行われました。新型コロナウイルス感染症のため2年ぶりの開催でしたが、来園された家族はどなたもとても楽しそうでした。コマやけん玉のやり方をお父さんやお母さんに教わりながら、親子で触れ合う機会はとても良い思い出になりましたね。日々忙しく過ごされている中、クラス別の分散開催や人数制限などコロナ禍での開催にも配慮して頂きました。準備、運営に携わって頂いたパパの会の皆さまありがとうございました。

　さて、先日の新聞で、小学生の体力等の調査結果が前回（19年度）を下回っているとの記事を目にしました。スマホなどの動画視聴時間が増加傾向にあることも影響したようですが、やはりコロナ禍で外で思うように遊んだり出来なかったことも大きいのではないでしょうか？
園でも、身体の使い方が上手くいかない様子が見られるようになってきたと感じています。雲梯をやっていた子が急に手を離して、地面に落ちるといったこともあります。急に手を離した理由を聞いてみると、手が痛くなったなどの理由ではなく、何となく離しちゃったという答えだったりします。色々な遊びや動きをする中で、身体の使い方や動かし方を自然と経験し覚えていくものですが、その経験が全体的に少なくなってきていることが原因だと思われます。園でもコロナ禍の現在、ホールなども使用し例年よりも体を動かす活動を少し増やし、『色々な動き』『身体の使い方』の経験が出来るよう取り組んおり、今後も引き続き取り入れていきたいと思います。

　令和3年度も残りわずかとなってきました。別れの寂しさを感じる季節となってきましたが、子ども達にとってはまた一つ大きくなる嬉しい季節でもありますね。今のクラスで過ごす残り少ない日を、一つ一つ大切に過ごしていきたいと思います。

　最後に、体調が優れない時は無理をせず自宅でゆっくり過ごし、元気になってから登園するようにしてくださいね。