12月の園だより

　今年も残りわずかとなりました。園庭には冬の冷たい空気が広がっていますが、子ども達は元気いっぱい遊び、楽しそうな笑顔があふれています。12月はクリスマスやおもちつきなど、季節を感じる行事がたくさんあります。一緒に楽しい思い出を作りながら、新しい年を迎える準備をしていきたいですね。

　例年であれば黄色いドレスにお着替えしているイチョウの木が、まだ緑色のドレスをまとったままです。残暑の期間が長かった影響がこんなところにも表れているようです。紅葉の美しさだけでなく、独特の形をしたイチョウの葉は、ブーケ作りなどで子どもたちの遊びの材料としても人気があります。最近、イチョウの葉で蝶を作る方法も知りましたので、色づき、そして散り始めた頃に、みんなと一緒に作りたいと考えています。

　10月から11月の中旬にかけて東高津中学校の2年生が、授業の一環で来園してくれました。もちろんその中には卒園生達もたくさんいました。名前を頼りに、顔を見ると当時の面影は残っていてもすっかり逞しくなったお兄さん、お姉さんでした。我々職員のことを覚えていてくれた子も多く、久しぶりの再会をとても嬉しく思いました。園児達ともすぐに打ち解け、ペースを合わせて鬼ごっこや砂場遊びをしてくれたり、中学生にはすっかり小さいお城で自分たちの成長を感じたりしている様子が見られました。園児達も普段の生活ではなかなか接点の少ない年齢のお兄さん、お姉さんたちと楽しく過ごすことが出来たようです。東高津中学校の皆さん、ありがとうございました。

　発表会に向けての活動も少しずつ本格的になり、園内は歌声や楽器の音だけでなくお遊戯や劇の音楽で賑やかになってきています。お遊戯・劇の活動では、初めは恥ずかしそうにしていた子も、活動を重ねるごとに自信をつけ、達成感を味わい、徐々に見せるという意識が芽生えていきます。発表会当日をどうぞ楽しみにしていたくださいね。